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フォン( または )は、フランス料理において、主としてソースのベースに使われる出汁の一種。煮込みの煮汁のもととしても使用される。語源はラテン語のfondus(基、底)であり、そこから古フランス語のfunzをへて現代のfondとなった説と、古フランス語のfonzまたはfonsをへて現代のfondsとなった説があるが、大半の人はfondとつづる〔。18世紀の料理人、フランソワ・マラン (François Marin)がはじめてフォンを編み出したと考えられている。 フランス料理において代表的な出汁。子牛のすね肉など動物性の材料から引いたもの。これは狭義のフォンで、素材をそのまま煮た白いフォンと、一旦素材を焼いてから作る茶色いフォンが、そしてそれらをデンプンでつないだフォンがある(ただし、この分類も一例である)〔。なお、広義にはマリネ液、したゆで用のクール・ブイヨンそして魚を使うものも含むが、通常魚のフォンはフュメと呼ぶ。そして料理の基本という意味ではコンソメ、ルー、ジュレなども含む〔。 == フォンの例 == 以下にフォンの例を示す。 *フォン・ド・ヴォー fond de veau 「仔牛のフォン」の意。焼き色をつけてから煮出すと茶色になる〔。 *フォン・ド・ヴォライユ fond de volaille 「鶏のフォン」の意。白いフォン。 *フォン・ド・ポワソン fond de poisson 「魚のフォン」の意。フュメ〔。 *フォン・ブリュン(フォン・ブランとも表記する〔) fond brun 「牛のフォン」の意〔くさばよしみ『うまいぞ!料理人』より〕。 *フォン・ブラン fond blanc 「白いフォン」の意。子牛・鶏を用いる〔。 *フォン・ド・ジビエ fond de gibier 「鹿、ウサギ、キジなどのフォン」の意。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フォン (料理)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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